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自動車メーカーの中でも異色な車を作り続ける(光岡自動車)とは?どんな車を作っているの?

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日本には世界的にも有名な自動車メーカーが多数存在します。

トヨタ、ホンダ、スバル、マツダ、日産。三菱、ダイハツ、スズキ、などなど多数存在していて、道路で走っている車を見てみると大体はこのどれかに当てはまると思います。中には外車もありますが

実際皆さんも「車を買おう!」ってなったら有名などれかのメーカーを買うかもしれないですが、日本には実はこのほかにも自動車を作っているメーカーが存在するんです!

ふそう?いすゞ?

いや違うんです!乗用車を作っているメーカーさんなのです!

その名も光岡自動車

ですが街中で光岡自動車の車を見たことはほとんどないでしょう。

光岡自動車は他の自動車メーカーと違って量産車を作っているわけではなく、

他社の車をベースに独自のカスタマイズを施してオリジナルの車を作っているメーカーということになります。

光岡自動車が作っている車はどんな車が多いのか?

では実際光岡自動車はどんな車がを作っているのかというとズバリ!クラシカルなデザインの車(パイクカー)を作っています。

クラシックカーというと人によっては

「パーツが不足して修理にお金がかかる」

「クラシックカーは装備が古いから不便」

「税金などの維持費が大変」

などクラシックカーに乗ってみたい!でも気軽に乗れない・・・

ということがあるかと思います。

ですが光岡自動車は現在の車をベースに外観だけを独特なクラシックカーのようなデザインにしているので、外側はクラシカルで内側は新しい装備を搭載した比較的気軽に乗れる車を作っているのです。

また他の車メーカーではまず見ないようなデザインなのでほかの人とは違う車に乗りたい!という人にも人気があります!

こちらは光岡自動車が販売している光岡・ロックスターですが、車名を聞かなければまるでアメリカのマッスルカーのようなスタイルですよね!

他社ではまねできないデザインの個性的な車を作ることが光岡のスピリッツなのです!

光岡自動車が製造している自動車は?

光岡自動車は市販の車を独自のカスタムを施してパイクカーに仕上げて販売している車メーカーさんなのですが、

ただ車の外観をクラシカルにして販売しているだけではありません。中には車のフレームを延長して本来の車のデザインすら変えてしまう車もあります。

それに過去には光岡自動車独自の車も作っていたほどデザインには力を入れている会社でもあるのです。

光岡・ビュート

光岡自動車の中でも有名な車の一台である光岡・ビュートは1993年から2020年現在まで販売されつ続けている人気車です!

モデルになっているのはイギリス車のジャガー・MK2がモデルで価格は車両価格246万円ほど。

ビュートは日産・マーチをベースにカスタムされていて内装・外装のデザインの変更はもちろんハッチバックのマーチからトランクを設けるなどの大掛かりなカスタムがされています。

名前の由来はビュート(美遊人)から来ていて、1993年~2002年に1代目、2005年~2010年に2代目、2012年~現在では3代目のビュートになっています。

派生車としてマーチのハッチバック部分をそのままにして価格を抑えた光岡・ビュートなでしこがあって手軽にパイクカーを手にできるようになっていますね。

光岡・リューギ

光岡・リューギは2014年から現在までトヨタ・カローラアクシオとカローラ・フィールダーをベースにしてロールスロイス・シルヴァークラウドⅡをモデルに生産されているセダン・ハッチバックタイプの車です。

光岡では初めてのハイブリットカーの設定が存在するモデルです。

名前の由来は物事に対するその人なりの流儀やスタイルがあるということからということらしい。

車両価格は245~311万円ほどと光岡自動車の中では比較的リーズナブルな価格ですね。

光岡・ガリュー

光岡・ガリューはビュートに並ぶほど長く人気を得てきたセダンタイプの車です。

モデルはリューギと同じくロールスロイス・シルヴァークラウドⅡをモデルにしていて、名前の由来は自分自身のやり方を表す(我流)から来ています。

ビュートなどはモデルチェンジしてもベースになっているマーチを使い続けていますが、ガリューはモデルチェンジでベースに使っている車を頻繁に変えていることもこの車の特徴ですね。

現在ではすでにガリューは5代目に突入していて、

  • 1996~2001年ガリューⅠは日産・クルーサルーン
  • 1999~2004年ガリューⅡは日産・セドリックとグロリア
  • 2005~2010年ガリューⅢは日産・フーガ
  • 2010~2014年ガリューⅣは日産・2代目ティアナ
  • 2015~現在 ガリューⅤは日産・3代目ティアナ

といったように4代目、5代目のティアナは同じですが、それ以外は他の車をベースに使っていました。

新車価格は411万~516万円と結構高額なのですが、

ガリューには派生車として1000万円近くの価格のリムジン仕様も用意されていたこともありました。

光岡・ヒミコ

光岡・ヒミコは2008年からマツダ・ロードスターをベースにしてモーガン・エアロ8をモデルにして作られた2シーターオープンカーです。

このヒミコは女性が可憐に、優雅に乗れるスポーツカーを目指したようで、名前の由来は倭国の女王である卑弥呼が由来です。

価格は507~609万円ほどとちょっと他の車と比べるとお高い。

最初はNCロードスターをベースに作られたヒミコですが、現在では2代目にモデルチェンジされています。

ヒミコの外観は他の光岡の車にもみられるように丸目のヘッドライトだったり、メッキを多用したグリルは同じですが、ヒミコは圧倒的にロングノーズショートデッキのスタイルが目立ちます。

NCロードスターよりもロングノーズで665㎜も延長、ホイールベースも600㎜程延長されている改造っぷりです。

外観もシャシーなどもすでにもとになっているロードスターの面影はなく、もはや完全な別な車のように感じますね。

外観だけでなくボディーからシャシーまでカスタムするなんて光岡のパンクカーへの本気を感じることができますね。

※2020年現在ではヒミコは2代目に突入して4代目のマツダのNDロードスターをベースにしています。

光岡・ロックスター

光岡・ロックスターはヒミコと同じくマツダ・ロードスターをベースにシボレーコルベットC2をモデルにカスタムされた車です。

光岡では初めてのアメリカンマッスルカーのパイクカーとして人気を集めました。

光岡50周年記念で作られたこのロックスターは限定200台という少数での生産で2018年12月から予約を開始してわずか4か月ほどで予定していた200台の予約に達してしまいました。

今までの光岡の車はパイクカーということで味わい深いクラシカルなデザインで人気を集めていましたが、このロックスターは今までのヨーロッパテイストなデザインを抜け出して1960年代のアメリカンなデザインを取り入れられました。

今まであまりパイクカーに興味がなかった人たちにも往年のアメリカの名車を彷彿とさせるデザインに引かれたようですね。

価格は469~518万円と正直ちょっとお高めですが、1960年代の当時の車を知っているおじ様たちからは人気が特に高いようです。

光岡・オロチ

光岡自動車の中でも一番ぶっ飛んだ車はどれか?と聞かれると間違いなく名前が挙がるであろう車が光岡・オロチでしょう!

光岡・オロチは名前の通り日本神話に登場した八岐大蛇から名前を引いていて、光岡自動車の中でも異色でエンジン以外は他社からの車の供給がなく、フレームやデザインは完全光岡オリジナルな車になっています。

外観からわかるように日本製とは思えないスーパーカー的なクーペデザインを採用していて光岡はオロチを「ファッションスーパーカー」という位置づけにしています。

他ではありえないスーパーカーデザインで多数のメディアで登場するなど知名度が結構ある車ですが、1580㎏ある車重に対してエンジンはレクサス・RX330用のV型6気筒で最大馬力は233馬力とこの手の車としてはかなり抑えめ。

「ファッションスーパーカー」の名前の通り走行性能よりもスーパーカーのようなデザインを楽しむ車です。

車両価格もかなりの高額で848万~1380万で買い手を選びますが、それでも限定生産ですべて完売してしまい、現在では世界でも約400台ほどしかないほど希少な車になっているようです。

限定生産が終了しているので基本的には現在は製造されていない光岡・オロチですが、たまにコラボ企画などで数台限定で再生産されることがあるそうです。

エヴァコラボの時には1台限定で車両価格1600万円でもあるのにも関わらず500件を超す応募があったようです。

 光岡自動車は決してメジャーではないけれど、、、

ということで光岡が製造いている車を何台か見てきましたが、見てのとおり結構個性的な車が多いですよね。

個性的ということははっきり言って決して万人受けするようなデザインではないということです。

ですが光岡自動車はそんなことを承知の上で往年のクラシックカーの面影を持つ車を製造することで一定の人気を得ている。

日本の車メーカーのほとんどが大量生産を行っているので、大量に作るからには万人受けする車を作らざる負えないのは仕方がありませんよね。

そのために現在では少しは復活の兆しがありますが、スポーツカーなどはまだまだ下火といっていいでしょう。

スポーツカーは趣味性が強くて実用性が薄いため万人受けしないためです。

これはパイクカーにも言えることですよね。

実用性はともかく、パイクカーのクラシックなデザインはどうしても万人受けするデザインではないですし、中には目立つのが嫌という理由で避ける人もいるでしょう。

それでも光岡自動車はハンドメイドの少数生産という形でも世の中にそんな個性的で珍しい車を世の中に送り出してくれる貴重な自動車メーカーです。

少なくとも現在の日本では同じようなクラシックデザインの車を製造しているメーカーは他にないでしょう!

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